空、草、羊。

こんにちは。皆さまいかがお過ごしでしょうか。9代目の鈴木です。

この前先輩に2回生ですって言ったら驚かれました。言いたいことは山ほどありますが、一言だけ。
2回生です。

さてさて今回の公演は「深海の羊-燃えよ鉄拳-」。と、いうことで羊の話をひとつ。

昔むかし、その昔。2年ほどアメリカに住んでいたことがありまして。
地元の幼稚園に通っていたのですが、夏休みがそれはそれは、長い。で、そのとてつもなく長い夏休みに何をしていたかというと、主には旅行でございます。
アメリカ国内(?)旅行なわけです。ホンダ製の車(以下ホンダ君)でどこまでもどこまでも走って行くわけです。

その日もホンダ君は私たち一家を乗せてだだっ広いアメリカのだだっ広い道路をたらたら走っておりました。そのあたりはわりあい丘陵地帯で、上がったり下がったり…妹が珍しく車酔いを起こしておりました。
最初に気づいたのは母だったと思います。「見て見て!羊さん!」
慌ててホンダ君の窓から顔を出す私。が、羊はどこにもいませんでした。
バッファローはよく見かけますが、羊はなかなか見たことがない。
だから私はなんとしてもレアキャラ羊が見たかった。
私は目を凝らしていました。30分ほどホンダ君に揺られたころでしょうか。
いました!羊が…!
いやでもね…羊。普通想像するのって、青い空、緑の草原、そして羊、どーん!っていう感じじゃないですか。しかし現実はそう甘くはなかった…
空空空空空空空空草草草草草草草草、羊。
え、羊ちっちゃ…
それが、私の記憶に残る一番古い羊です。ちなみにその日のお昼はホンダ君の中でビーフジャーキーを食べました。ひたすら牧場しかなくてマクドナルドさえもなかった…

兎にも角にも、今回の公演は「深海の羊-燃えよ鉄拳-」。「京都バベル」は空が好きなエレベーターガールのお話。「二畳城」は貧乏大学生い草たたみ君のお話。今回はどんなお話になるのでしょう。
いやでもね、稽古を見る限り、空と草に負けるようなことだけは決してないと保証しますよ。いやむしろ、空と草が羊に食われるやもしれぬ…

いろいろ関係のない話をしすぎましたが、演劇祭です。

今回私は衣装道具チーフを務めさせていただいております。かわいくてフレッシュな10代目2名とともに日々頭を抱え…もとい、仕事に励んでおります。

そんな「深海の羊-燃えよ鉄拳-」本番は8/29,8/31,9/1です。演劇祭、奇数の日はDブロック是非劇団愉快犯へ。お待ちしております。



君がいた夏は遠い夢の中 訳:夢を見れば君に会えるらしいから取りあえず寝るわ

京都には様々な祭りがあります。
中でも最大のものと言えば祇園祭。
私も3年前、友人と鉾や山車を身に決ました。
あまりの人の多さに二度と行かないと決意しました。
今年、別の友人と屋台の出る宵山前祭に参加しました。
そしてやはり二度と行かないと決意しました。

青春よりもクーラーとゴロ寝が大事。どうも、拓下です。

前回公演を見に来て下さった方々、どうもありがとうございました。正直まぁまぁ面白いものを見せられている自信はありましたが、予想の100倍くらいポジティブなご感想ばかり頂いて褒められ慣れていない拓下君はダメ人間になりそうでした。
今回は元のさやに戻って舞監を務めています。でもいつかもう一度舞台に立ちたいなぁ。

今度の公演は、京都学生演劇祭の公演になります。私は演劇祭を見るのも参加するのも初めてで、さあどうなるかな、と楽しみにしております。今年は前年度をはるかに上回る15団体が参加し、大所帯となっております。
でも正直今回の劇も、どこにも埋もれない個性を爆発させている自信があります。お祭り騒ぎと言ってもよいでしょう。演劇祭を祭りにしてやりましょう。
思うんですが、お祭りってやっぱり客として参加するのも楽しいですが、楽しませる側として参加するのはもっと楽しいと思うのですね。なにせ、暑いじゃないですか。お祭り。町クーラーとか言って冷房全開のお祭りとかないですかね。そう、それはそれとして、そんな暑さに対抗していくには、自分が熱くならないとって思うんです。熱く何かに没頭することで、暑さをしのぎ、周りをもっと熱くさせ、みんなで暑いのを吹っ飛ばす。つまりあなたも私も祭りの主体。こうしちゃいられねぇ、クーラーむさぼって寝っ転がってる場合じゃない、祭りで騒いでいこうじゃねえか野郎ども!!地球温暖化上等ヴァァァァァァァ

失礼、取り乱しました。

最近暑さで脳がやられてる感がありますね。
単位が焼け死んだのもその影響でしょうか。(ぁー)

そうだ、今年度新入生が2人ほど初参加です。二人とも道具部署で活躍してくれている模様です。
ぜひ本番を見に来てフレッシュな成果を見てやってください。

今回私は制作も担当しているので、今後も鉄拳を燃やして暑っ苦しく宣伝してまいります。
拓下でした。

2018年度新入団員ブログリレー part1

劇団愉快犯2018年度新入団員ブログリレー記念すべき一走目を務めます、京都造形芸術大学映画製作コース一回生の石川日菜です。

皆さんは神様の力を分けて貰っていますか?
私は一度だけ分けて貰ったことがあります。
・・・・・・・・・・・・・・。
一応言っておきますが、怪しい壺やら水をお勧めするつもりはありません。
ただ、突然3ヶ月前の記憶を想い起したくなったのです。
・・・・・・・・・・・・・。では、始めます。
今年の3月末。私は高校を無事卒業し、部活(吹奏楽部)の後輩に会いに行こうと学校へ自転車を走らせていました。
通学路の途中には高速道路の入り口と交わる交差点があります。ここの信号機は五分も待たせるものでありまして、毎日の遅刻するか否かの分かれ道でもありました。(何だか十字路なのか、三叉路なのか混乱してきた。いや十字路なのですが)
まあ、そのように高校生活を振り返りながら、いつものように長い信号待ちに捕まっていたわけなのです。周りには2、3人が同じように信号待ちしています。
その時、私は星野源の『ドラえもん』という曲が頭から離れず、口から漏れでん勢いで脳内歌唱中でした。そんな私でありましたから、右手から人が歩いてくる事は気に留めず、その人が前にいたカップルに道か何かを尋ねている様子にも気を留めず、ただひたすらに『ドラえもん』を脳内歌唱していました。

ふと気がつくと、目の前には70代前後といったところの上品なご婦人が立っていました。私を見つめる優しい目元です。
「すみません」
予想通りの落ち着いた声。3年間の集大成、すぐさまにも「南茨木駅なら右手をまっすぐ…」と言う準備を始める私。
「信号待ちの間、神様のお力を少しお分けしてもよろしいですか?」
  


「はあ、いいですヨ。」
「そうですか、ありがとうございます。それでは失礼。」
そう言うと、ご婦人は私のおでこの前に手をかざしました。
どうすることもできない私は、自分の脳内に超人的なパワーによる変化を拒否するかのように『ドラえもん』を脳内大熱唱。
脳内「ドドドドドドドド、ドっらーーーーー」
「すみません、少し頭を下げて貰ってもいいですか?」



「はあ、いいですヨ。」
脳内「・・・・えもん。」

信号が青に変わり、頭を上げた私は、変わらず上品なご婦人に
「では。」
と何ともそっけない別れを告げてペダルを踏み込みました。


「あの時、私は何か変わったのだろうか・・・。」
ふと、そんなことを考えてしまう今日この頃です。 



今の所、最もファンタジーな記憶です。もっと面白いファンタジーな喜劇を作りたいです。頑張ります。事故紹介ですね。

次は、しんみょうです。よろーーーー。

プロフィール

劇団愉快犯

Author:劇団愉快犯
京都大学あたりで、広義の「喜劇」を背負い活動する劇団。

http://yukaihan.info/

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