2018年度新入団員ブログリレー part1

劇団愉快犯2018年度新入団員ブログリレー記念すべき一走目を務めます、京都造形芸術大学映画製作コース一回生の石川日菜です。

皆さんは神様の力を分けて貰っていますか?
私は一度だけ分けて貰ったことがあります。
・・・・・・・・・・・・・・。
一応言っておきますが、怪しい壺やら水をお勧めするつもりはありません。
ただ、突然3ヶ月前の記憶を想い起したくなったのです。
・・・・・・・・・・・・・。では、始めます。
今年の3月末。私は高校を無事卒業し、部活(吹奏楽部)の後輩に会いに行こうと学校へ自転車を走らせていました。
通学路の途中には高速道路の入り口と交わる交差点があります。ここの信号機は五分も待たせるものでありまして、毎日の遅刻するか否かの分かれ道でもありました。(何だか十字路なのか、三叉路なのか混乱してきた。いや十字路なのですが)
まあ、そのように高校生活を振り返りながら、いつものように長い信号待ちに捕まっていたわけなのです。周りには2、3人が同じように信号待ちしています。
その時、私は星野源の『ドラえもん』という曲が頭から離れず、口から漏れでん勢いで脳内歌唱中でした。そんな私でありましたから、右手から人が歩いてくる事は気に留めず、その人が前にいたカップルに道か何かを尋ねている様子にも気を留めず、ただひたすらに『ドラえもん』を脳内歌唱していました。

ふと気がつくと、目の前には70代前後といったところの上品なご婦人が立っていました。私を見つめる優しい目元です。
「すみません」
予想通りの落ち着いた声。3年間の集大成、すぐさまにも「南茨木駅なら右手をまっすぐ…」と言う準備を始める私。
「信号待ちの間、神様のお力を少しお分けしてもよろしいですか?」
  


「はあ、いいですヨ。」
「そうですか、ありがとうございます。それでは失礼。」
そう言うと、ご婦人は私のおでこの前に手をかざしました。
どうすることもできない私は、自分の脳内に超人的なパワーによる変化を拒否するかのように『ドラえもん』を脳内大熱唱。
脳内「ドドドドドドドド、ドっらーーーーー」
「すみません、少し頭を下げて貰ってもいいですか?」



「はあ、いいですヨ。」
脳内「・・・・えもん。」

信号が青に変わり、頭を上げた私は、変わらず上品なご婦人に
「では。」
と何ともそっけない別れを告げてペダルを踏み込みました。


「あの時、私は何か変わったのだろうか・・・。」
ふと、そんなことを考えてしまう今日この頃です。 



今の所、最もファンタジーな記憶です。もっと面白いファンタジーな喜劇を作りたいです。頑張ります。事故紹介ですね。

次は、しんみょうです。よろーーーー。

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Author:劇団愉快犯
京都大学あたりで、広義の「喜劇」を背負い活動する劇団。

http://yukaihan.info/

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